【エッセイ感想】『美人画報ベスト』 着物・アクセサリー・インテリアまで楽しめる美容イラストエッセイ
はじめに
安野先生の美容イラストエッセイ『美人画報ベスト』を読みました。
本書は、美容・ファッション・インテリアなど、 “美”にまつわるあらゆるテーマを安野先生ならではの視点で綴ったエッセイ集 です。
ガチガチのHOW TO本というより、「この人はこうやって、自分の好きを突き詰めているんだ」という美意識の覗き見ができる本 という感覚に近いです。
『美人画報ベスト』ってどんな本?
- スキンケアやメイクなどの美容ネタ
- ファッションのこだわり
- インテリアやライフスタイルへのこだわり
- 年齢やコンプレックスとの付き合い方
などが、描き下ろしイラストとともにテンポよく語られていきます。
「こうしなさい」という押しつけではなく、安野先生自身の実験記録やこだわりの告白 を読ませてもらっている感じなので、読み物としても純粋におもしろいです。
着物のエッセイが刺さった理由
私が特に好きなのが、着物に関するエッセイ です。
正直、自分で着物を着るのは「準備も後片付けも面倒だな……」と思ってしまうタイプです。
でも、着物姿そのものは大好きで、街で見かけたり、雑誌の着物特集を眺めたりするのはすごく楽しいんですよね。
自分が着るかどうかはさておき、着物というスタイルを自分のものにしている人の話を覗き見できる感覚 が心地よく、読んでいてすごくワクワクしました。
自分とは好みが違っても、誰かが自分のこだわりを熱く語っているのを読むのって、単純に楽しいんですよね。
「自分ももっと好きなものにちゃんと向き合おう」と背中を押される感覚がありました。
インテリアの話は暮らし方の話でもある
もう一つ好きなのが、インテリアに関するエッセイ です。
どんな部屋で過ごしたいのか、どんな家具や小物を置きたいのか――
それって、結局は「どう生きたいのか」 に直結する部分でもあります。
これもまた、私の好みとは少し違う部分が多いのですが、だからこそ「この人の美人画報(ビューティレポート)なんだな」と実感できて、読むたびに自分の部屋も少し見直したくなります。
誰かの「美意識」を読むおもしろさ
『美人画報ベスト』全体を通して強く感じたのは、自分とは違う美意識に触れるのは、単純に楽しいし、視野が広がるということ。
- 着物もアクセサリーもインテリアも、「自分の趣味と100%一致していなくていい」
- むしろ、自分と違うからこそ発見がある
- 「私はここまでやらないけど、この人がここまでやるの、めちゃくちゃ分かる」と共感できる瞬間がある
そんな読み方ができる一冊でした。
こんな人におすすめ
『美人画報ベスト』は、特にこんな人に向いていると思います。
- コスメやファッションが好きで、エッセイ感覚で読みたい人
- 着物・アクセサリー・インテリアなどこだわりのある暮らしが好きな人
- 誰かの美意識やライフスタイルを覗き見するのが楽しい人
- きっちりしたHOW TOより、好きがにじむ文章が読みたい人
逆に、「即効性のある美容ハウツーだけ欲しい」「この通りにすれば可愛くなれるマニュアルが欲しい」という人には、少し物足りなく感じるかもしれません。
おわりに
『美人画報ベスト』は、美容・ファッション・インテリアを通して「自分らしくきれいでいたい」という気持ちを育ててくれる一冊 だと感じました。
自分の趣味と完全に同じじゃなくても、誰かが大事にしている美意識に触れることは、結果的に自分の好きを掘り下げるきっかけにもなります。
可愛いものやきれいなものが好きで、「こういう世界観、いいなぁ」と眺めるのが好きな人は、きっとこの本の空気感も楽しめるはずです。
気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。


