はじめに

『物事を「いる・いらない」に分けただけで、貯金ゼロから「貯められる人」になりました』(著:なぎまゆさん)を読みました。

タイトル通り、「お金」と「モノ」をシンプルに「いる・いらない」で仕分けしていくことで、貯金ゼロだった人でも“貯められる体質”に変わっていけるよ、という一冊です。

  • 今まで貯金が続かなかった
  • 家計簿は何度も挫折してきた
  • 片付け本も読んだけど、結局リバウンドしてしまう

そんな人にこそ、ぜひ手に取ってほしい内容だと感じました。

本のざっくり概要

この本で一貫しているのは、「完璧じゃなくていいから続けられる仕組みを作る」という考え方です。

  • 家計簿は細かくつけるより、“大まかにざっくり”を習慣化する
  • モノもお金も、「とりあえず取っておく」ではなく「いる・いらない」で分ける
  • 自分のライフスタイルに合ったやり方だけを残していく

難しい専門用語はほとんど出てこず、初心者でも読みやすいテンポで進んでいきます。

「こうしなきゃダメ」という押しつけではなく、読者が自分のペースで試せるように書かれているのが印象的でした。

印象に残ったポイント

1. 家計簿は“続けられること”が正義

なぎまゆさんは、他の著書でも一貫して「自分に合ったやり方で継続することが大事」と書かれています。

この本でも、

  • 家計簿から不要な出費を見つけるコツ
  • 書き方をシンプルにして継続するコツ
  • 「まあいっか」で終わらせないための考え方

などが、実例付きで紹介されています。

完璧主義で毎回挫折してきた人ほど、「こんなゆるくていいんだ」と肩の力が抜けるはず。

2. 片付けと家計管理はセットで考える

個人的に一番刺さったのが、「片付けの重要性」がしっかり書かれていることでした。

  • モノが多いと、どこに何があるか分からず、同じものを何度も買ってしまう
  • ストックが把握できないので、買い物のたびに不安になって「念のため買い」が増える
  • 結果として家計もどんどん苦しくなる

この悪循環を断ち切るためには、家計簿だけでなく「暮らしの土台となる部屋」を整えることが大事だと教えてくれます。

つまり、片付け=お金のムダを見える化する作業

貯金と片付けを別物として考えていた人には、かなり目からウロコな視点だと思います。

3. 自分軸で「いる・いらない」を決める

本のタイトルにもある「いる・いらない」という基準は、モノだけでなくお金の使い方にも適用されます。

  • 本当に自分を喜ばせてくれる買い物か?
  • なんとなく他人に合わせて続けている支出ではないか?
  • 将来の自分にとっても「いる」と言えるお金の使い方か?

こうやって一つひとつ見直していくことで、自然と“貯められる体質”に近づいていける、という流れです。

我慢や節約だけに偏らないところが、この本の読みやすさでもあり魅力だと感じました。

片付けが気になる人へのおすすめ

片付けのパートが特に刺さった人には、なぎまゆさんの他の著書もおすすめです。

「モノを減らす」「暮らしを整える」ことを軸に、お金だけでなく時間や気力の使い方まで見直すきっかけになります。

また、私のブログでは別の記事で、片付けに関する本も紹介しています。

そちらもあわせて読むと、「暮らしを整える → お金も整う」という流れがよりイメージしやすくなると思います。

こんな人におすすめ

この本は、特にこんな人に向いていると感じました。

  • 何度も家計簿に挑戦したけれど、毎回3日坊主で終わる
  • 気づいたらクレジットカードの明細がパンパンになっていて怖くて見たくない
  • 部屋も財布も「なんとなく散らかっている」状態から抜け出したい
  • 「節約より、まず仕組みを整えたい」と思っている

逆に、「投資の具体的なやり方」「細かい節税テクニック」などをがっつり学びたい人には少し物足りないかもしれません。

でも、そもそもの土台となる、暮らしとお金の整え方をやさしく教えてくれる入門書としては、とても良い一冊だと思います。

おわりに

『物事を「いる・いらない」に分けただけで、貯金ゼロから「貯められる人」になりました』は、「家計簿も片付けも続かない…」と悩んでいる人にとって、かなり現実的で試しやすいヒントが詰まった本でした。

  • まずは財布やポーチの中身を「いる・いらない」で分けてみる
  • 1日5分だけ、家計簿アプリや手帳を見返してみる
  • なんとなく払っている固定費を一つだけ見直してみる

こんな小さな一歩からでも、暮らしとお金は少しずつ変わっていきます。

興味を持った方は、ぜひ本を手に取って、自分なりの「いる・いらない」を探してみてください。