はじめに
映画『search/#サーチ2』を、下記の書籍で紹介されていたことをきっかけに鑑賞しました。
結論から言うと、めちゃくちゃ面白かったです。
行方不明になった母親を娘がインターネットを駆使して探すストーリーですが、どんでん返しの連続が凄いです。
スマホ画面やSNSなどを巧みに使った演出が非常に現代的で、テンポの良さと情報量の多さに最初から最後まで引き込まれました。
スピード感がありつつも、要所要所に仕込まれた伏線がしっかり回収される構成で、よくこの内容を2時間弱にまとめたなと感心してしまうほどの完成度。
特に終盤の展開は見応え抜群で、ハラハラすると同時に、今までの伏線が回収されて、納得感のあるサスペンス映画でした。
主人公ジェーンの魅力
娘のジェーンは、母親を探すために犯罪スレスレの行為にも踏み込みますが、それは単なる無謀さだけではありません。
- ティーンエイジャーらしい未熟さ
- 母親を信じ抜く強さ
この2つが同時に描かれていたのがとても印象的でした。
ただの「賢い主人公」ではなく、感情の揺れや危うさを持ったリアルなキャラクターだったと思います。
ネタバレ感想
ネタバレ感想
物語の軸となるのは、DV夫から逃げてきた母と娘という設定。
母親がなぜ娘ジェーンの居場所や安否にあそこまで神経質になっていたのか、その理由が終盤で明かされる流れはとても納得感がありました。
また、母親の恋人だった詐欺師やDV夫の存在を通して、
・人は簡単には変われないこと
・DV被害によって失われる日常と信頼
・被害者側が背負わされる心の傷
といったテーマが描かれていて、単なるサスペンスにとどまらない重みを感じました。
最終的にはハッピーエンド寄りのラストでしたが、母親の弁護士が殺されてしまう展開だけは本当に切なく、後を引くシーンでした。
人を選ぶが、観る価値は十分ある作品
人によっては家庭環境に関するテーマでつらく感じるシーンもあるため、万人向けとは言えないかもしれません。
それでも、
- スピード感ある展開
- 構成の巧妙さ
- 現代的な演出
この3点だけでも、サスペンス好きな方にはぜひ一度観てほしい一本です。
現代ならではのサスペンス映画として、とても満足度の高い作品でした。

